児童書(高学年5〜6年生)におすすめベスト11!|2023年最新版!

高学年向け児童書

子供が外で元気に遊ぶことはもちろん大切ですが、できるだけ毛嫌いせずに本を読んで欲しいですよね。読書はいろいろな世界を知ることができ、学校のクラスメイトとの話題が増えて、友達作りや知識を身につけることが出来ます。また、言葉の使い方を覚えることで国語力も身につき、長文への苦手意識もなくなるでしょう。今回は小学校高学年に向けたおすすめの児童書を紹介します。

  1. 高学年の「児童書」選び方で抑えるポイント!
    1. 授業の関心意欲を向上させる選び方がおすすめ
    2. 興味を引くジャンルから選ぶ
    3. 学習指導要領に合わせて本を選ぶ
      1. 小学校5年生で登場する物語
      2. 小学校6年生で登場する物語
    4. 児童書のはどんなものがおすすめ?
  2. 児童書(5〜6年生)おすすめベスト11選!
    1. ふしぎ駄菓子屋銭天堂
      1. ふしぎ駄菓子屋銭天堂のあらすじ
      2. ふしぎ駄菓子屋銭天堂のおすすめポイント
    2. あるかしら書店
      1. あるかしら書店のあらすじ
      2. あるかしら書店のおすすめポイント
    3. ざんねんないきもの事典
      1. あらすじ
      2. おすすめポイント
    4. 5分後に意外な結末
      1. 5分後に意外な結末のあらすじ
      2. 5分後に意外な結末のおすすめポイント
    5. りんごかもしれない
      1. りんごかもしれないのあらすじ
      2. りんごかもしれないのおすすめポイント
    6. 5秒後に意外な結末
      1. 5秒後に意外な結末のあらすじ
      2. 5秒後に意外な結末のおすすめポイント
    7. まんがでよくわかるシリーズ
      1. まんがでよくわかるシリーズとは?
      2. まんがでよくわかるシリーズのおすすめポイント
    8. りゆうがあります
      1. りゆうがありますのあらすじ
      2. りゆうがありますのおすすめポイント
    9. 劇場版 鬼滅の刃 無限列車編 ノベライズ
      1. 鬼滅の刃ノベライズのおすすめポイント
    10. このあと どうしちゃおう
      1. あらすじ
      2. おすすめポイント
    11. バッテリー
      1. あらすじ
      2. バッテリーおすすめポイント
    12. ぼくらの七日間戦争
      1. あらすじ
      2. ぼくらの七日間戦争おすすめポイント
    13. 精霊の守り人
      1. あらすじ
      2. 精霊の守り人おすすめポイント
    14. 13歳のハローワーク
      1. あらすじ
      2. 13歳のハローワークのおすすめポイント
      3. 特設サイトも現在も稼働中
  3. 児童書(高学年5〜6年生)におすすめ11選まとめ
    1. 紹介した児童書一覧

高学年の「児童書」選び方で抑えるポイント!

授業の関心意欲を向上させる選び方がおすすめ

せっかく本を読むなら単純に面白いと思うだけでなく、授業で習う物語に近いジャンルや同じ作者の本を並行本として薦めるのがおすすめです。「作者が一緒なんだ」だけでも勉強意欲も高めてくれる場合があるからです。

高学年になると文章読解や心情理解、情景理解などがテストの評価にも反映されてきます。そのため、本をたくさん読み文章に触れることが重要となってきます。

興味を引くジャンルから選ぶ

本に興味を示さない小学校高学年のお子さんのために、まずは興味を引くジャンルの名作や小説を選んであげることが大切です。本嫌いの子供は自分が読みたいと思う本を見つけるのが苦手です。初めはどんなものが好きなのかこちらが把握し、提供してあげるといいでしょう。

例えば、

  • スポーツをしているならスポーツ系
  • アニメ化もされている作品
  • 知識を視覚的に得られる読める辞典
  • 主人公が小中学生の単行本

というような当事者とリンクするような関連性のあるジャンル、アニメなどで映像としてもみれる作品、絵だけでも勉強になる辞典といった視点から選ぶと読みやすいでしょう。

学習指導要領に合わせて本を選ぶ

小学校5年生で登場する物語

  • カレーライス
  • たずねびと
  • 大造じいさんとガン

お子さんや担当学年の国語の教科書を開き教材となる物語に合わせた作品を選ぶのもあり。例えば「カレーライス」の作品は重松清が書かれていますが、重松清は学生が等身大となる作品など多くの本を出されています。重松清の作品は入試にも出てくることが多いため、受験を見据えてさりげなく読ませておくというのも一つの手です。

小学校6年生で登場する物語

  • せんねん まんねん
  • 狂言 柿山伏
  • 海の命
  • やまなし

6年生になると「書き手(作者)の伝えたかったこと」といった読解重視の内容が多くなるため、ぶっちゃけると教員視点でも教材はかなりつまらないです。子供も読解理解が難しい子は多く、国語が嫌いと思う子も増えてくる境目です。

そのため、文学に触れることを嫌いにならないためにも、本選びは「読んでいてストレスのないもの」「本は楽しい」と思うような作品を選ぶことが大切です。

児童書のはどんなものがおすすめ?

  1. 情報量と写真やイラストが多い本
  2. 文字が読みやすく間引かれた本
  3. 知識理解をくすぐる内容(大人でも発見ができるような辞典など)
  4. 等身大で情景共感ができる小説など

本を読むことすら難しい、ゲームばかりというお子さんには写真やイラスト、情報量が多いゲーム攻略本のような本が好まれる傾向があります。気に入った本だと何回も読み直してくれるでしょう。

また、知的好奇心をくすぐるような辞典や現実にはないけど、同世代かつ情景共感や想像のしやすい小説なども高学年になる程ハマることでしょう。特にスポーツ系の小説は男の子がハマる場合が強いです。

児童書(5〜6年生)おすすめベスト11選!

ふしぎ駄菓子屋銭天堂

価格990円出版社偕成社
作者廣嶋玲子ISBN9784036356102

ふしぎ駄菓子屋銭天堂のあらすじ

幸運な人だけがたどりつける、ふしぎな駄菓子屋。そこにはたくさんの魅惑の駄菓子が並ぶ。女主人・紅子がすすめる駄菓子は、どれもその人にぴったりのもの。でも、食べ方や使い方をまちがえると……。はたしてその駄菓子は、幸福を呼ぶか? はたまた不幸をまねくか……?

不思議駄菓子屋銭天堂公式サイト

ふしぎ駄菓子屋銭天堂のおすすめポイント

アニメも放送され勢いのある超人気児童書。訪れる人にぴったりな「不思議なお菓子」が見つかる駄菓子屋さんを中心に話が進む一話完結型ストーリーの本です。数々の「不思議な駄菓子」の登場とそれを食べる子供の運命が最後まで描かれる作風は週刊ストーリーランドを彷彿としますね。低学年から高学年まで楽しめる作品なので兄弟でシェアするのもあり。

あるかしら書店

価格1,320円出版社ポプラ社
作者ヨシタケシンスケISBN9784591154441

あるかしら書店のあらすじ

その町のはずれの一角に、「あるかしら書店」があります。このお店は「本にまつわる本」の専門店。店のおじさんに「○○についての本ってあるかしら?」ってきくと、たいてい「ありますよ!」と言って奥から出してきてくれます。今日もあるかしら書店には、いろんな理由で本を探しにお客さんがやってきます。

ポプラ社「あるかしら書店」

あるかしら書店のおすすめポイント

本好きの人は本棚に一冊置いておきたい作品。クスッと笑えたり、色々考えたり感じ取れることの多い作品です。絵も可愛く、オチも好かれているポイントです。ワクワクする内容盛り沢山で、本を通していろんなところに行ったり体験したりを感じられる作品です。

ざんねんないきもの事典

価格990円出版社高橋書店
作者今泉忠明ISBN9784471103644

あらすじ

「ざんねんないきもの」 って、なに?ざんねんないきものとは一生けんめいなのに、どこかざんねんないきものたちのことである。地球には、すごい能力をもつ生き物がたくさんいます。でも一方で、思わず 「どうしてそうなった!?」 とつっこみたくなる「ざんねん」 な生き物も存在するのです。この本では、進化の結果、なぜかちょっとざんねんな感じになってしまった122種の生き物たちをご紹介します。

高橋書店「ざんねんないきもの事典」

おすすめポイント

虫や生き物が好きなお子さんには大人気の作品。本の帯にある「イルカは寝ると溺れる」の一文で引き込まれてしまいますよね。普段は図鑑などでかっこいい一面しか知らなかった人もこれを読めば勉強にもお友達との話題にもできますね。知って損はない情報ばかりですし、”ふりがな”がついているので低学年の兄弟などとも共有することができますよ。

5分後に意外な結末

価格1,100円出版社学研
作者桃戸ハルISBN9784052038969

5分後に意外な結末のあらすじ

SF、ホラー、ミステリー。くすっと笑える話、ぞっとする話、感動する話。ページにして数ページ、5分程度の時間で読めて、最後に「あっと驚くドンデン返し」。そんなショートショートを集めたアンソロジー。、朝読にも最適な一冊。

学研 「5分後に意外な結末」

5分後に意外な結末のおすすめポイント

この本はタイトルの通り、1話が5分程度で読み終わる内容で気軽に読むことができます。ひとつひとつの作品がクオリティが高く、1冊あたり約30話が収録されていますがどれをとってもどこから読んでも面白いのがポイントです。

大人でも楽しめる作品で案の定書き込みなどは大人の方が多いです。朝読書はおおよそ10分〜15分程度なのでちょい読みにはちょうど良いですね。表紙イラストも今の子供にウケるのでジャケ買いしてしまう人も多いです。

りんごかもしれない

価格1,540円出版社ブロンズ新社
作者ヨシタケシンスケISBN9784893095626

りんごかもしれないのあらすじ

テーブルの上にりんごがおいてあった。 ……でも、……もしかしたら、これはりんごじゃないかもしれない。もしかしたら、大きなサクランボのいちぶかもしれないし、心があるのかもしれない。実は、宇宙から落ちてきた小さな星なのかもしれない…… 「かんがえる」ことを果てしなく楽しめる、発想絵本。

ブロンズ新社「りんごかもしれない」

りんごかもしれないのおすすめポイント

当たり前と思っていることが実は当たり前じゃないかもしれないという発想力をくすぐる作品。面白い絵で描かれているので低学年にも絵本のように好まれる児童書です。初めはちょっとした妄想から始まり、だんだんSFにまで繋がるような壮大な発想まで。考えることは無限だと感じさせられる作品なので小学生全般全般におすすめ出来る本です。

5秒後に意外な結末

価格1,100円出版社学研
作者桃戸晴ISBN9784052045479

5秒後に意外な結末のあらすじ

累計180万部突破、朝読人気ナンバー1の人気シリーズの続編。恐怖、笑い、感動、奇妙な味、ミステリーなど、全30編を収める短編集。読書好き、読書嫌いもページをめくる手が止まらない。全編、意外な結末を保証! 朝読にも最適。

学研「5秒後に意外な結末」

5秒後に意外な結末のおすすめポイント

「5分後に意外な結末」の5秒バージョン。流石に5秒で読み終えることはできませんが、見開きで物語が終了する超ショートストーリーとなっており、読書が本当に苦手な子でも興味津々で読める作品。

また、見開きも文字だけでなく、イラストが豊富で一瞬漫画家な?と思えるくらいです。こちらを読破したら「5分後に意外な結末」に手を出すといった段階を踏むのも良いですね。

まんがでよくわかるシリーズ

価格638円出版社学研
作者橘悠紀ISBN9784052052989

まんがでよくわかるシリーズとは?

みんなが疑問に思っていることや、知りたいことを分かりやすく説明した「まんがでよくわかるシリーズ」を紹介していくよ! 楽しみながらまんがを読んでいるうちに、知りたいことがわかるようになるなんて一石二鳥だ!

キッズ学研「まんがでよくわかるシリーズ」

まんがでよくわかるシリーズのおすすめポイント

キッズ学研から出版されている「まんがでよくわかるシリーズ」ウイルスのひみつは今のコロナ禍にぴったりで電子版では無料公開されています。「漫画は娯楽で勉強にならない」と思っているならちょっと考えが古いかもしれません。

漫画はイラストを合わせて解説されているので、むしろ参考書や辞典を開くよりも頭に入りやすく、理解を深めることが狙えます。まずは百聞は一見にしかず、無料版を読んでみてはいかがでしょうか。

まんがでよくわかるシリーズは170種以上あり、宅配ロッカーの秘密やビタミン剤の秘密などそんなマニアックなこといる!?といった内容や業界ごとの秘密などもあります。国語以外の教科との掛け合わせも狙えますね。高学年では様々なことヘアンテナを張ることでいろんな選択肢を得ることができます。そのきっかけにこのシリーズはいかがでしょうか。

りゆうがあります

価格1,430円出版社PHP研究所
作者ヨシタケシンスケISBN9784569784601

りゆうがありますのあらすじ

『りんごかもしれない』で大人気のヨシタケシンスケがおくる、親子で笑えるユーモア絵本!ぼくは、ハナをほじるクセがある。おかあさんにいつもおこられる。りゆうは、「おぎょうぎがわるいから」だって。ぼくもなにかりゆうがほしい。ちゃんとしたりゆうがあれば、ハナをほじってもいいんじゃないだろうか。ぼくがハナをほじるりゆう。それは、ぼくのハナのおくにはスイッチがついていて、このスイッチをたくさんおすと、あたまから「ウキウキビーム」がでるんだ。このビームは、みんなを楽しい気持ちにすることができるんだよ。ツメをかんじゃうのは、ツメをくわえて、大人にはきこえない音をだしているんだ。この音は、ゴミすてばのカラスをおいはらうことができるんだよ。びんぼうゆすりをしちゃうのは、モグラたちに、今日あったできごとを「モグラ語」で教えてあげてるの。子どもたちがついやってしまうクセ、それには、「りゆう」があるんです。

PHP研究所「りゆうがあります」

りゆうがありますのおすすめポイント

「りんごかもしれない」や「あるかしら書店」で今注目されているヨシタケシンスケさんの作品です。人がついついしてしまう「クセ」をテーマにしたお話。そうなんだと思わず納得してしまうほど言い訳が面白く、奇想天外。この本を読んだことによって事あるごとに屁理屈を言う子になってしまったらちょっと厄介ですが、子供からの共感を得られやすく読みやすいので本としてはおすすめです。

劇場版 鬼滅の刃 無限列車編 ノベライズ

価格770円出版社集英社
作者吾峠呼世晴ISBN9784083216039

鬼滅の刃ノベライズのおすすめポイント

『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』を完全ノベライズ。アニメ版も既に終了しており、内容を知らない子の方が少ないかもしれません。アニメのシーンを使いながらセリフ等が全て活字化。脳内再生が文字の読みやすさをアシストしてくれます。ファン本のようにも感じますが、活字慣れがない子にはちょうど良いかもしれません。

このあと どうしちゃおう

価格1,540円出版社ブロンズ新社
作者ヨシタケシンスケISBN9784893096173

あらすじ

しんだおじいちゃんがかいた「このあと どうしちゃおう」ノートがでてきた。「じぶんが しょうらい しんだら どうなりたいか」が、かいてある。「うまれかわったらなりたいもの」「こんなかみさまにいてほしい」……なんだかおじいちゃん、たのしそう。でも、もしかしたらぎゃくだったのかもしれない。ぼくだったら、どうしちゃおうかな。いま、いきているあいだに、かんがえてみよう!

ブロンズ新社「このあと どうしちゃおう」

おすすめポイント

本作品も今注目されているヨシタケシンスケさんが独特の視点で書く「考える絵本」。「生きること」と「死ぬこと」について書いてある本で過去作に劣らない奇抜で面白い発想の一冊です。

「生きること」と「死ぬこと」と聞くと重たい雰囲気を想像してしまいますが、実際そんなことはなく、ヨシタケシンスケさんらしく、おもしろおかしく書いてあります。生と死は道徳的側面にも影響のあるジャンルなので大人になる途中にいる高学年におすすめ。

バッテリー

価格1,540円出版社教育画劇
作者あさのあつこISBN9784876925810

あらすじ

ピッチャーとしての自分の才能を強く信じ、ぜったいの自信をもつ原田巧。中学入学を前に引っ越した山間の町で、同じ年とは思えない大きな体のキャッチャー、永倉豪と出会う。二人なら「最高のバッテリー」になれる、そんな想いが巧の胸をゆさぶる。誇り高き天才ピッチャーと、心を通わせようとするキャッチャー。大人をも動かす少年たちの物語!
世代を超える大ベストセラー、ついに登板!!

教育画劇「バッテリー」

バッテリーおすすめポイント

野球をやっているお子さんには特におすすめの「バッテリー」自分たちに近い境遇の話なので共感できる部分も多く読みやすくなっています。本を読むのが苦手なお子さんでもこの話は分厚い本に関わらず、すらすら読んでいたという保護者の声も上がっています。読み始めたら止まらない作品です。

ぼくらの七日間戦争

価格1,320円出版社ポプラ社
作者宗田理ISBN9784591095775

あらすじ

夏休みを前にした、1学期の終業式の日、東京下町にある中学校の、一年ニ組の男子生徒全員が、姿を消した。いったいどこへ・・・?FMラジオから聞こえてきたのは、消えた生徒たちが流す“解放区放送”。彼らは河川敷の廃工場に立てこもり、ここを解放区として、大人たちへの“叛乱”を起こしたのだ。PTAはもちろん、テレビや警察、市長選挙汚職事件までも巻き込んだ、七日間に及ぶおとなたちとの大戦争。中高生たちの熱い支持を受けつづける大ベストセラー!

ポプラ社「ぼくらの七日間戦争」

ぼくらの七日間戦争おすすめポイント

何度読んでもワクワクする作品。子供の時に読んだことがあっても大人になって読んだらまた受け取り方が変わってくる作品で、子供のために買ったのにまずは自分が読む、なんて人も少なくありません。子供の時に「こんな大人にはなりたくない」と感じた大人に自分はなっていませんか?色々と考えさせられる作品です。

精霊の守り人

価格1,650円出版社偕成社
作者上橋菜穂子ISBN9784035401506

あらすじ

短槍づかいのバルサ”として知られる女用心棒、バルサが川をわたろうとしたとき、上流の橋で牛が暴れだし人影が川に落ちた。その小さな人影こそ、新ヨゴ皇国の第二皇子、名はチャグム。水妖に寄生されたとみられる齢12の皇子が、父である帝に命をねらわれたのです。思わず激流に飛び込み皇子の命をすくったバルサは、皇子としての一生がなくとも生きる幸せをつかんでほしいという二の妃(チャグムの母)の懇願で、やむをえずチャグムを引き受けることになります。父帝がさしむける刺客や、異界の魔物から幼いチャグムを守るため、体を張って戦いつづけるバルサ。じつはチャグムが宿したものは、水妖ではなく、精霊の卵。チャグムの命は、卵が孵る夏至までのものなのか。帝と天道師(国を裏で導く「星読博士」の最高位)の命を受け、チャグムの命を狙う「狩人」たち。当代一の呪術師といわれる老婆トロガイ。バルサの幼なじみの薬草師、タンダ。魅力的な人物像が次々描かれ、物語の序章が幕を開けます。“守り人”シリーズ記念すべき第一弾。壮大な冒険ファンタジー!

偕成社「精霊の守り人」

精霊の守り人おすすめポイント

人界や精霊界が混在する世界で、女要人棒バルサの活躍を描いた冒険ファンタジーです。バルサが短槍をふるう音が聞こえてきそうな血湧き肉踊る冒険譚のなかで描かれるのは、バルサとチャグムの絆やバルサとタンダの絆。そしていまは亡きバルサの育ての親、ジグロとの絆。人が運命に翻弄されても、そのなかで力を尽くして生きるとはどういうことかを考えさせられる作品です。

13歳のハローワーク

価格2860円出版社幻冬舎
作者村上龍ISBN9784344018020

あらすじ

全ての13歳は無限の可能性を持っている! 大ベストセラーを大幅改訂。好きな教科の扉をあけると、胸がときめく職業図鑑が広がる。子どもたちが現代をサバイバルするための、仕事の大百科。

幻冬舎「13歳のハローワーク」

13歳のハローワークのおすすめポイント

今の30代〜40代の方は「懐かしい」と思える村上龍の大ベストセラー作品。大人になれば働くことから逃れることはできません。子供の頃から自分の好きな学問や職業を見出せば大きなアドバンテージが生まれるという想いが多くの大人に共感を得ました。今まさに子育て世代は「子供の可能性」を大きく感じていることでしょう。

この本は活字が多く、文章を読むことが習慣化されていないと読むのが正直厳しいです。ただ、この本は中学生、高校生でも読むに値する本なので、今読まなくても学生時代の間に1回でも良いから読ませたいところ。

特設サイトも現在も稼働中

2003年にリリースされ大反響を呼んでから「13歳のハローワーク特設サイト」が立ち上がりました。さまざまな職業のインタビューが掲載されているので、このサイトを見るだけでも勉強になります。

児童書(高学年5〜6年生)におすすめ11選まとめ

紹介した児童書一覧

児童書のタイトル価格
ふしぎ駄菓子屋銭天堂990円
あるかしら書店1320円
ざんねんないきもの事典990円
5分後に意外な結末1100円
りんごかもしれない1540円
5秒後に意外な結末1100円
ひみつシリーズ638円
りゆうがあります1430円
劇場版 鬼滅の刃 無限列車編 ノベライズ みらい文庫版770円
このあと どうしちゃおう1540円
13歳のハローワーク2860円

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